6～12歳の日本人小児における三次元歩行分析

Three-dimensional gait analysis of lower extremity gait parameters in Japanese children aged 6 to 12 years

【要　旨】

　目　的：日本人の小学校児童における歩行の基準を作成し，歩行中のキネマティクス，キネティクスと時間的・空間的パラメータの年齢差を評価した．

　対象および方法：6～12歳の児童（n＝424）を募集した．歩行中のキネマティクス，キネティクス，時間的・空間的パラメータを測定した．参加者は6～8歳，9～10歳，11～12歳の三つのグループに分類した．

　結　果：歩行中の股関節と膝関節の屈曲角度，正規化された時空間パラメータに有意差があった．

　結　論：小学校児童における歩行の基準値は，異常歩行を発見するために有用なツールである．