Japanese
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カラーフォーラム
腱性マレット指に対するエコー評価を併用した副子固定の実際
Splintage for mallet finger using echo-graphic view
高桑 昌幸
1
,
和泉 俊平
1
,
野原 佑月
1
M. Takakuwa
1
,
S. Izumi
1
,
Y. Nohara
1
1高桑整形外科永山クリニック
1Dept. of Orthop. Surg., Takakuwa Orthopedics Nagayama Clinic, Asahikawa
キーワード:
mallet finger
,
splintage
Keyword:
mallet finger
,
splintage
pp.1084-1085
発行日 2023年9月1日
Published Date 2023/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei74_1084
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≪は じ め に≫
腱性マレット指は整形外科診療でしばしば遭遇する外傷である.岡ら1)は,腱性マレット指のスプリント固定による保存的治療について,受傷後2週以内の治療開始では成績がよく,固定期間6~8週でスプリント除去後に遠位指節間(DIP)関節伸展不足角度が増す症例が存在する一方,初診時DIP関節伸展不足角度20°以下の症例は成績がよかったと報告している.長期の固定は患者の日常生活動作(ADL)上不便を要すため,われわれは定期的なエコー評価により4週の副子固定としており,良好な結果を得たので,その実際を文献的考察を加えて報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2023