CTにおける肋骨骨折自動検出

　画像診断領域における人工知能（AI）技術の進歩は著しく，各臓器・部位のセグメンテーション，病変の同定や質的診断，自動計測などの技術が開発され，病変の疑いのある部位を検出するcomputer-aided detection（CADe），病変候補の良性・悪性を鑑別するcomputer-aided diagnosis（CADx）などの診療診断システムが普及しつつある．また，CTやMRIの撮影技術においても，画質改善や撮影時間の短縮，被曝低減目的にAI技術が応用され，各メーカーの撮影装置に搭載されるようになってきている．