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特集 整形外科画像診断・評価の進歩
Ⅳ．エコー
11．関節リウマチ・膠原病
Rheumatoid arthritis and connective tissue disease
六反田 諒
1
R. Rokutanda
1
1亀田総合病院リウマチ・アレルギー・膠原病内科
1Dept. of Rheumatology, Kameda Medical Center, Kamogawa
キーワード：
RA
,
synovitis
,
enthesitis
Keyword:
RA
,
synovitis
,
enthesitis
pp.680-685
発行日 2022年5月25日
Published Date 2022/5/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei73_680
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は じ め に
整形外科診療において，リウマチ性疾患は頻度こそ高くないものの必ず遭遇するものであり，その診断・評価に通じておくことが求められる．リウマチ性疾患の診断において身体診察がもっとも重要であることは現在もかわりはないが，関節炎評価のための診察所見には検者の習熟度によって差異が生じやすく，この点は早期のリウマチ性疾患を見落とす原因ともなりうる．超音波検査は関節炎・付着部炎の診断をサポートする強力な補助ツールであり，早期診断やリウマチ性疾患の除外において非常に有用である．本稿では非リウマチ専門医である若手整形外科医がリウマチ性疾患での，特に診断においてどのように超音波検査を活用していくべきかをお伝えしたい．
© Nankodo Co., Ltd., 2022
