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連載 卒後研修講座
腰痛診療ガイドライン改訂版に基づく最新の腰痛診療
Latest low back pain treatment based on revised Japanese guidelines for low back pain
折田 純久
1,2,3
S. Orita
1,2,3
1千葉大学フロンティア医工学センター
2千葉大学大学院融合理工学府基幹工学専攻医工学コース
3千葉大学大学院医学研究院整形外科学
1Center for Frontier Medical Engineering(CFME)/Dept. of Orthop. Surg., Chiba University, Chiba
キーワード:
low back pain
,
guideline
,
revised version
Keyword:
low back pain
,
guideline
,
revised version
pp.359-365
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei73_359
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は じ め に
日常診療における慢性腰痛の有症率は約23~35%とされ,国民の愁訴では最多であるといわれる1).このため腰痛が国民の健康に及ぼす影響は非常に大きく,腰痛の疫学や病態の理解も含め最新かつ標準的な腰痛診療の知見を身につけておくことが重要である.2012年に発刊された『腰痛診療ガイドライン』初版により,プライマリケアの現場をはじめとした腰痛の日常診療の標準化と診療水準の一定化が図られた.本稿では改訂版である『腰痛診療ガイドライン2019(第2版)』に則り,腰痛診療の最新知見を概観する.
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