Japanese
English
誌上シンポジウム 脊椎診療ガイドライン—特徴と導入効果
腰痛診療ガイドライン
Characteristics of Clinical Practice Guideline for the Management of Low Back Pain
土井田 稔
1
Minoru DOITA
1
1岩手医科大学整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Iwate Medical University School of Medicine
キーワード:
腰痛
,
low back pain
,
診療
,
practice
,
ガイドライン
,
guideline
Keyword:
腰痛
,
low back pain
,
診療
,
practice
,
ガイドライン
,
guideline
pp.715-718
発行日 2016年8月25日
Published Date 2016/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408200600
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
腰痛診療ガイドラインは,一般臨床医を対象として,腰痛の診断と治療に関するエビデンスに基づいた正確な知識と情報を提供することにより,腰痛患者に対して,そのトリアージとプライマリ・ケアが可能となることを目的とした.本ガイドラインでは,非特異的腰痛を定義し,診断では危険因子を見逃さないことが重要であることや診断のアルゴリズムを提示した.腰痛の発症と遷延に心理社会的因子が関与していること,治療に安静は有効ではないが,慢性腰痛には運動療法が有効であることなどを明確にした.医師,患者双方にとって有益な情報が提供されたことを確信する.
Copyright © 2016, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.