Japanese
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経験と考察
固定隣接第5腰椎/第1仙椎椎間障害に対する仙骨翼腸骨スクリューを併用した腰仙椎固定術
Lumbosacral fixation with sacral alar-iliac screw for L5/S1 adjacent segment disease
小島 利協
1
,
武村 憲治
1
,
柏崎 裕一
1
,
河合 孝誠
1
,
大藤 勇樹
1
T. Kojima
1
,
K. Takemura
1
,
Y. Kashiwazaki
1
,
K. Kawai
1
,
Y. Oto
1
1磯子中央病院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Isogo Central Hospital, Yokohama
キーワード:
lumbosacral fixation
,
adjacent segment disease
,
sacral alar-iliac screw
Keyword:
lumbosacral fixation
,
adjacent segment disease
,
sacral alar-iliac screw
pp.307-311
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei73_307
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は じ め に
腰椎固定術後の隣接椎間障害は単椎間固定,多椎間固定(2椎間以上),広範囲固定(4椎間以上),胸椎から腰椎・仙椎までの長範囲固定(6椎間以上)など,いずれの固定範囲であっても長期経過例では必発の合併症であり,固定椎間が多いほどその発生頻度は高くなると考えられる.固定隣接椎間障害に対して手術が必要となった場合には既存のインストゥルメントを抜去して入れ替えるrevision手術を選択することが多いが,広範囲固定術後ではロッド連結固定延長術が有用である.腰仙椎固定術は腰椎椎間固定術と比較して骨癒合率が低く偽関節になりやすい.本研究ではL4/L5を含めた固定術後の隣接L5/S1椎間障害に対して仙骨翼腸骨スクリュー(SAIスクリュー)を併用して腰仙椎固定術を行った症例を検討し手術適応と手術方法について考察した.
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