学会を聞く
第66回日本リウマチ学会
針金 健吾
1
K. Harigane
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センターリウマチ膠原病センター
1Dept. of Rheumatic Disease Center, Yokohama City University Medical Center, Yokohama
pp.1117-1120
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei73_1117
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1.は じ め に
第66回日本リウマチ学会学術集会が2022年4月25日(月)~27日(水)の日程でパシフィコ横浜ノースにおいて開催された.およそ2年前から始まった新型コロナウイルス感染症パンデミックの影響で,ここ2年間はWebでの開催となっていた本学会であるが,今年は第6波の影響によるまん延防止等重点措置が学会開催の約1ヵ月前に全国的に解除され,口演での発表は原則現地参加という方針に則って開催された.筆者もこの規模の学会に現地参加するのはコロナ禍になってからはじめてであり,久しぶりに学会の雰囲気を堪能してきた.なお本学会は学会期間中ライブ配信され,その後5月31日までオンデマンド配信されるハイブリッド開催であった.
会場のパシフィコ横浜ノースは2020年4月24日に開業してちょうど2年が経つが,コロナ禍の影響で開業後しばらく臨時休館となっていたこともあり,筆者は今回はじめて同会場を訪れた(図1).横浜らしい「汀(みぎわ:波打ち際のこと,上空からは波打つ屋根が波打ち際のようにみえるらしい)」をイメージした外観となっており,国内最大規模の6,300m2の多目的ホールをはじめ42室の会議室を有し,3,000人規模の学会開催が可能な施設である.通路や休憩スペースも広々とつくられており,明るく開放感のある会場であった.
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