Japanese
English
経験と考察
ロモソズマブ皮下注射は上腕より腹部に施行すると疼痛が少ない
Pain following subcutaneous romosozumab injection
大下 優介
1
,
石川 紘司
2
,
永井 隆士
2
,
堀家 陽一
3
,
本多 孝行
3
,
浅井 聡司
3
Y. Oshita
1
,
K. Ishikawa
2
,
T. Nagai
2
,
Y. Horike
3
,
T. Honda
3
,
S. Asai
3
1昭和大学横浜市北部病院整形外科
2昭和大学整形外科
3大船中央病院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Showa University Northern Yokohama Hospital, Yokohama
キーワード:
romosozumab
,
injection site
,
pain
Keyword:
romosozumab
,
injection site
,
pain
pp.1045-1047
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei72_1045
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は じ め に
骨粗鬆症の治療薬であるロモソズマブは1回に2本皮下注射する薬剤である.骨粗鬆症に対する注射治療導入時の問題としては,テリパラチド連日製剤において薬価と注射時の疼痛が患者からの拒否に影響するとの報告1,2)や導入説明時に患者の想定する疼痛が障壁となるとの報告3)があり,その対応は重要である.一方,注射施行時にどの程度の疼痛を感じるのか,部位による程度の違いがあるのか否かという報告は少ない.本研究ではロモソズマブ皮下注射時の注射部位による疼痛の違いを検討したので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2021