Japanese
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整形手術手技
イメージレス腰椎側方進入椎体間固定術による最小侵襲脊椎安定術
Minimally invasive spinal stabilization with navigation assisted lateral lumbar interbody fusion
檜山 明彦
1
,
渡辺 雅彦
1
A. Hiyama
1
,
M. Watanabe
1
1東海大学整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Tokai University School of Medicine, Isehara
キーワード:
extreme lateral interbody fusion
,
CT navigation
,
intraoperative imaging
Keyword:
extreme lateral interbody fusion
,
CT navigation
,
intraoperative imaging
pp.893-898
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei71_893
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は じ め に
前方アプローチにあたる腰椎側方椎体間固定術(lateral lumbar interbody fusion:LLIF)が近年,脊柱管狭窄症や変形矯正に対し応用され急速に普及している1,2).その手技は後方要素を傷つけることなく椎体間固定を行えることであるとともに,大きな椎体間ケージを挿入することで硬膜管を間接的に除圧(indirect decompression)できることにある.
硬膜嚢の改善には,一般的にケージの設置位置を後方にすることが有用であるといわれる3).しかしながら,C-armを用いた手技では腰神経叢の影響や開創器との干渉もあり,術前にプランニングした位置よりも最終的に前方にケージが設置されてしまうことがあった(図1).そこで術中3D撮影を用いたreal-timeナビゲーションによるextreme lateral interbody fusion(XLIF:Nuvasive社,San Diego)[navigation assisted extreme lateral interbody fusion:NALIF]手術が有用ではないかと考えた.
すでにoblique lateral interbody fusion(OLIF)などには応用されている,術中神経モニタリング(NVM5神経モニターシステム:Nuvasive社)を併用することで,より安全にアプローチできると考える.本稿では,筆者が行っているNALIFについて報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2020