Japanese
English
経験と考察
大腿骨近位部骨折早期手術の医療費
Medical costs of early hip surgery
植木 正明
1
,
深澤 高広
2
,
片岡 君成
2
,
伊藤 淳
2
,
佐藤 啓三
2
M. Ueki
1
,
T. Fukazawa
2
,
K. Kataoka
2
,
J. Itou
2
,
K. Satou
2
1西脇市立西脇病院麻酔科
2西脇市立西脇病院整形外科
1Dept. of Anesth., Nishiwaki Municipal Hospital, Nishiwaki
キーワード:
hip fracture
,
early surgery
,
medical cost
Keyword:
hip fracture
,
early surgery
,
medical cost
pp.745-748
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei70_745
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は じ め に
超高齢社会を迎えたわが国において,医療費増大の歯止めが重要な課題となっている.大腿骨近位部骨折は年々増加し,2012年の発症数は約17万人に達している1).大腿骨近位部骨折の早期手術による術後合併症の減少2),入院期間の減少3),死亡率の低下4,5)などが報告され,日本でも早期手術が推奨されている6).われわれは,大腿骨近位部骨折の早期手術が待機手術に比べて入院費を減少させるかどうかを検討した.
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