整形トピックス
股関節唇損傷診断におけるMERGE MRIの有用性の検討
東平 翔太
1
,
小林 直実
1
,
稲葉 裕
1
1横浜市立大学整形外科
pp.332-332
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei70_332
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股関節鏡視下手術が欧米を中心に広く行われ,技術が進歩している.本邦でも日本股関節学会から大腿骨寛骨臼インピンジメント(femoroacetabular impingement:FAI)の診断指針が示され,股関節鏡技術認定制度もスタートし,その重要性は増すものと考えられる.股関節鏡視下手術における術前評価として,関節唇の評価は不可欠であり画像診断の役割は大きいがその信頼性には改善の余地がある.従来,関節唇の評価は侵襲を伴う関節造影MRIで行われることが一般的であった.一方でMRI技術の進歩に伴い,非造影の3.0 T MRIを用いて関節唇を評価した報告を散見する1,2).
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