Japanese
English
問題点の検討
上腕外側筋間中隔部において橈骨神経本幹に認められた複数の砂時計様くびれ
Multiple hourglass-like constrictions within the main trunk of the radial nerve;report of a case
土谷 正彦
1
,
小泉 雅裕
2
M. Tsuchiya
1
,
M. Koizumi
2
1新潟労災病院整形外科
2新潟県立中央病院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Niigata Rosai Hospital, Joetsu
キーワード:
hourglass-like constriction
,
NA
,
radial nerve palsy
Keyword:
hourglass-like constriction
,
NA
,
radial nerve palsy
pp.255-258
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei70_255
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は じ め に
難治性の特発性神経麻痺に対する手術の際,神経束に “くびれ” を認めることがある1).その報告の多くは前骨間神経もしくは後骨間神経であり,通常は単一の神経束にのみ “くびれ” が生じている.多くの場合,神経束間剥離を行い神経束の “くびれ” を解除することで,麻痺の改善が得られる2,3).われわれは,橈骨神経本幹自体に同様の “くびれ” を認めた,難治性の神経麻痺症例を経験したので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2019