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LDL受容体関連蛋白(LRP)
折田 純久
1
,
志賀 康浩
1
1千葉大学大学院整形外科学
pp.254-254
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei70_254
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低比重リポ蛋白(LDL)受容体関連蛋白(low density lipoprotein-related peptide:LRP)ファミリーは,LDL受容体でみられるドメイン構造をいくつか共有する受容体群である.その多くはLDL受容体と同様にリポ蛋白の構成成分であるアポ蛋白Eと高親和性に結合する一方でそのリガンド特性は広く,さまざまな膜蛋白や分泌蛋白を結合して細胞内へ取り込み代謝し細胞内シグナル伝達に関与することから,コレステロール代謝以外にもさまざまな生体機能に関与する1~3).ファミリーにはさまざまな分子量,構造,受容体機能の蛋白が属し,もっとも大きいファミリー受容体のLRP1で約600kDa,もっとも小さいLRP9はリガンド結合領域リピートを含むにすぎない3).
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