Japanese
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連載 専門医のための症例問題トレーニング
神経・筋疾患(末梢神経麻痺を含む)
Neuromuscular disorder
志村 治彦
1
H. Shimura
1
1東京ベイ・浦安市川医療センター整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Tokyo Bay Urayasu Ichikawa Medical Center, Urayasu
キーワード:
radial nerve palsy
,
nerve conduction study
Keyword:
radial nerve palsy
,
nerve conduction study
pp.1242-1246
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei76_1242
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症 例.47歳,男.
主 訴:右手のしびれ,右手の動かしにくさ.
既往歴:痛風発作の既往があり,尿酸降下薬を内服している.
現病歴:受診当日の朝目覚めたときに,右手のしびれ,右手が動きにくいことを自覚した.しばらく経過をみていたが症状が持続するため整形外科を受診した.
身体所見:運動障害として徒手筋力テストを行った(表1).知覚障害として,前腕背側と手背橈側にピリピリするしびれがあり,知覚鈍麻を認めた.手関節と手指の自動伸展・屈曲を示す(図1,2).

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