Japanese
English
スポーツ医学
超音波画像診断装置を用いたリトルリーガーズショルダー早期発見の可能性
Possibility of early detection of a little leaguer’s shoulder using ultrasonography
相良 優太
1
,
乾 泰大
1
,
山田 悠司
1
,
榮﨑 彰秀
2
,
池田 均
3
Y. Sagara
1
,
Y. Inui
1
,
Y. Yamada
1
,
A. Eizaki
2
,
H. Ikeda
3
1池田整形外科リハビリテーション科
2さくらい悟良整形外科クリニックリハビリテーション科
3池田整形外科
1Dept. of Rehabilitation, Ikeda Orthopedic and Rehabilitation Clinic, Nara
キーワード:
ultrasonography
,
little leaguer’s shoulder
,
medical examination
Keyword:
ultrasonography
,
little leaguer’s shoulder
,
medical examination
pp.1075-1079
発行日 2019年9月1日
Published Date 2019/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei70_1075
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は じ め に
近年,超音波画像診断装置(エコー)を用いた成長期の野球選手に対する肘障害の検診が各地で盛んに行われるようになった1,2).一方,肩障害を対象としたエコーを用いた検診の報告は少ない3).しかし,成長期の投球障害においては,肘障害と同様,肩障害の早期発見も非常に重要である.そこで筆者らは,野球検診の依頼を受けた少年野球チームを対象に野球肩検診を実施し,その中でエコーを用いたリトルリーガーズショルダーの検査を行った.その結果,エコー検査がリトルリーガーズショルダーの早期発見に有用な手段となりうることが示された.検診における身体所見の重要性は論をまたないが,本稿では,野球肩検診におけるエコー検査の有用性について報告する.
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