Japanese
English
画像診断
超音波画像診断装置を用いた肩腱板断裂修復術後症例の経時的血流評価
Post surgical evaluation of rotator cuff blood flow by using ultrasound imaging
榮﨑 彰秀
1
,
原 康祐
1
,
久野 剛史
2
,
櫻井 悟良
3
A. Eizaki
1
,
K. Hara
1
,
T. Hisano
2
,
G. Sakurai
3
1さくらい悟良整形外科クリニックリハビリテーション科
2松倉病院リハビリテーション科
3さくらい悟良整形外科クリニック
1Dept. of Rehabilitation, Sakurai Goro Orthopedic Clinic, Nara
キーワード:
rotator cuff repair
,
ultrasound imaging
,
blood flow evaluation
Keyword:
rotator cuff repair
,
ultrasound imaging
,
blood flow evaluation
pp.1080-1082
発行日 2019年9月1日
Published Date 2019/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei70_1080
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は じ め に
肩腱板断裂は臨床上遭遇する頻度の高い肩関節疾患の一つであり,病状に合わせて肩腱板断裂修復術も多く実施されている.また,肩腱板断裂修復術後のリハビリテーションも重要であることはいうまでもない.しかし,生理学的観点から組織修復を考慮に入れたリハビリテーション方法は,現在においても確立されているとはいいがたいのが現状である.
近年,高周波プローブの開発と解像度の向上により,超音波画像診断装置(エコー)が臨床現場でも診断や治療の補助機材として注目されており,MRIと同等の診断レベルになってきているとの報告もある1).
筆者らは,肩腱板断裂修復術後例に対し,組織修復を考慮に入れたリハビリテーションプログラムの立案とリスク管理を行うために,エコーを用いた経時的血流評価を行い一定の所見を得たので考察を含め報告する.
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