Japanese
English
連載 専門医試験をめざす症例問題トレーニング
膝・足関節・足疾患
Disorders of the knee, ankle and foot
津田 英一
1
E. Tsuda
1
1弘前大学大学院リハビリテーション医学講座
1Dept. of Rehabilitation Medicine, Hirosaki University Graduate School of Medicine, Hirosaki
キーワード:
knee joint
,
anterior knee pain
,
overuse injury
,
extensor mechanism
Keyword:
knee joint
,
anterior knee pain
,
overuse injury
,
extensor mechanism
pp.175-178
発行日 2018年2月1日
Published Date 2018/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei69_175
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
症 例.13歳,男.
主 訴:右膝痛.
家族歴・既往歴:特記すべきことはない
現病歴:身長172cm,体重65kg.小学3年生からバスケットボールを始めた.小学5年生ころから練習中の右膝痛が出現した.日常生活では疼痛を自覚しなかったためバスケットボールは継続していた.小学6年生となり徐々に右膝痛が増悪し,練習参加が困難となったため当院を受診した.
初診時初見:右膝前面に疼痛の訴えがあり,脛骨粗面部には隆起がみられ同部に圧痛を認めた.関節可動域は左右差なく正常であったが,尻上がり現象が観察された.初診時の膝関節外観を図1に示す.
画像所見:初診時の単純X線側面像を図2に示す.
© Nankodo Co., Ltd., 2018