学会を聞く
第31回日本臨床整形外科学会 桜島学会・鹿児島を主催して
橋口 兼久
1
K. Hashiguchi
1
1橋口整形外科
1Hashiguchi-Seikeigeka, Kagoshima
pp.1385-1388
発行日 2018年12月1日
Published Date 2018/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei69_1385
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1.は じ め に
鹿児島県整形外科医会は,九州・沖縄ブロックの臨床整形外科医会のご支援を得て,第31回日本臨床整形外科学会(JCOA)を,2018年7月15日(日)~16日(月・祝)の2日間,城山ホテル鹿児島(鹿児島市)で「桜島学会・鹿児島」として開催させていただいた.会長は,筆者・橋口兼久(鹿児島県整形外科医会会長)が務めさせていただき,副会長は小倉雅氏(同医会副会長/恒心会おぐら病院),実行委員長は増田明敏氏(同医会副会長/整形外科吉野台クリニック)が務めた.大会役員は,同医会理事・監事が担当した.一般演題の査読は,同医会査読委員41名が担当し,JCOA合同プログラム委員の協力を得て実施した.
医療界や整形外科をとりまく環境がますます厳しくなるなか,学術面のみならず医療経済面からも整形外科のさらなる発展を期するため,「キバレ! 整形外科」と気合を込めたサブタイトルとし,テーマを「より良き運動器疾患の治療を目指して」と銘打って開催した.2013年に今学会の開催が決定して以来,九州各県の先生方の御協力,JCOA理事会・学術研修委員会の御指導のもと,開催することができたことに心より感謝申し上げたい.今学会の参加者は,JCOA会員のほか,非会員の開業医,勤務医や,理学療法士,作業療法士などのメディカルスタッフの方々を含め,1,312名にのぼり活発な討議がなされた.
折しも本年は明治維新150周年であり,鹿児島においてはNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」で活況を呈しているところである.このような年に桜島学会が開催できたことは,鹿児島県整形外科医会にとって,このうえもない喜びであった.
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