Japanese
English
経験と考察
解剖学的二重束前十字靱帯再建膝における骨孔作成位置の三次元CTによる解析
Three-dimensional computed tomographic analysis of femoral and tibial tunnel positions in double bundle anterior cruciate ligament reconstructions
奥茂 敬恭
1
,
高木 博
2
,
加藤 慎
1
,
古屋 貴之
1
,
川島 史義
1
,
佐藤 敦
3
,
前川 勝彦
1
,
浅井 聡司
1
T. Okumo
1
,
H. Takagi
2
,
S. Kato
1
,
T. Koya
1
,
F. Kawashima
1
,
A. Sato
3
,
K. Maekawa
1
,
S. Asai
1
1昭和大学藤が丘病院整形外科
2昭和大学整形外科
3昭和大学江東豊洲病院整形外科
1Dept. of Orthop. Surg., Showa University School of Medicine, Yokohama
キーワード:
ACL
,
3D-CT
,
tunnel position
Keyword:
ACL
,
3D-CT
,
tunnel position
pp.116-118
発行日 2018年2月1日
Published Date 2018/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei69_116
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は じ め に
解剖学的二重束前十字靱帯再建術(2ルートACL再建)において,大腿骨および脛骨骨孔を解剖学的位置に作成することは重要である.骨孔の位置不良は,移植腱のインピンジメントや張力パターンの変化により,再建膝の不安定性の要因の一つになる可能性が指摘されている1,2).術後の正確な骨孔評価のために,単純X線像,CT,MRIなどが用いられるが,三次元CT(3D-CT)による評価の報告も散見される2,4).本稿では,当院で施行した2ルートACL再建膝の大腿骨骨孔,および脛骨骨孔の作成位置を3D-CTを用いて解析したので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018