特集 人生の最終段階を支える医療―患者の歴史と医療をつなぐ
[Chapter 3] シチュエーションごとの終末期医療を考える
救急現場
坂本 壮
1
1総合病院国保旭中央病院 救急救命科
キーワード:
院外心停止(OHCA)
,
蘇生中止(TOR)
,
共同意思決定(SDM)
,
do-not-attempt-resuscitation(DNAR)
Keyword:
院外心停止(OHCA)
,
蘇生中止(TOR)
,
共同意思決定(SDM)
,
do-not-attempt-resuscitation(DNAR)
pp.59-62
発行日 2026年7月1日
Published Date 2026/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika138_59
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★★★本邦の院外心停止(OHCA)の多くは高齢者に発生し,その大部分は住宅や介護施設など目撃されにくい環境で発症するため,神経学的転帰良好例は1~3%ときわめて低い.
★★★蘇生中止(TOR)の判断では,年齢のみで判断するのではなく,心停止の目撃,バイスタンダーによる心肺蘇生(CPR),自己心拍再開(ROSC),ショック適応リズムの有無といった初期介入関連因子を総合的に評価する必要がある.
★★★DNARの意思が存在していても,事前共有が不十分であれば現場で反映されないことが少なくない.
★★★心停止対応では医学的妥当性に基づいた判断とともに,家族に対する率直で簡潔な情報共有と共感的コミュニケーションを通じた共同意思決定(SDM)が重要である.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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