特集 表から裏まで! 隅々まで語る肺高血圧症―common diseaseを見逃さないために
[Chapter 4] 肺高血圧症治療戦略
腫瘍塞栓性肺微小血管障害の診断と治療最前線
佐藤 希美
1
1筑波大学附属病院 循環器内科
キーワード:
腫瘍塞栓性肺微小血管障害(PTTM)
,
腺がん
,
肺高血圧症
,
チロシンキナーゼ阻害薬
Keyword:
腫瘍塞栓性肺微小血管障害(PTTM)
,
腺がん
,
肺高血圧症
,
チロシンキナーゼ阻害薬
pp.105-110
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_105
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★★腫瘍塞栓性肺微小血管障害(PTTM)は腺がんに合併する急速に進行する重篤な肺高血圧症であり,予後不良である.
★急速に進行する呼吸不全を認め,心エコーで右心負荷があり,CTで肺塞栓症が否定された場合にはPTTMを念頭に置いて精査を行うことを検討する.
★診断には,肺血流シンチグラフィにおける微小血流欠損や肺動脈吸引細胞診で腫瘍細胞の検出が有用である.
★治療は,がんに対する化学療法が基本となるが,化学療法が困難な症例においてはチロシンキナーゼ阻害薬による血小板由来増殖因子(PDGF)シグナリング経路の制御の有効性が報告されている.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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