特集 大人医師の復習帳―昔の常識,今でも大丈夫?
第5章 感染症
[耐性グラム陰性桿菌感染症]治療選択肢が増えました
原田 壮平
1
1東邦大学医学部 微生物・感染症学講座
pp.723-726
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_723
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
耐性グラム陰性桿菌感染症の今昔
私が感染症の専門研修を開始したのは2004年ですが,その頃の多剤耐性グラム陰性桿菌の主役は多剤耐性緑膿菌(MDRP)でした.MDRPは主に院内感染症として拡散し,アウトブレイクも散発的に報告されていました.また,海外では増加しつつあった基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ(ESBL)産生菌は本邦では検出が少なかったです.

© Nankodo Co., Ltd., 2026

