特集 大人医師の復習帳―昔の常識,今でも大丈夫?
第2章 循環器
[心房中隔欠損症]カテーテル治療での閉鎖を検討します
木島 康文
1
1榊原記念病院 循環器内科・成人先天性心疾患センター
pp.608-612
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_608
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心房中隔欠損症の今昔
心房中隔欠損症(ASD)は小児の疾患と考えられていましたが,成人期に診断され治療を要する症例が少なくありません.全先天性心疾患に占める割合は約10%であり,ASDと診断された患者の約半数が成人であったとの報告もあります.2005年より本邦でもカテーテル治療が臨床応用可能となり,現在では多くのASD患者がカテーテル治療を受けており,本邦では外科的治療を受ける患者より多くなっています.ただし,カテーテル治療が可能であるのは,二次孔型欠損のみであり,原則として一次孔型欠損,静脈洞型,冠静脈洞型は外科的手術を要します(図1).

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