特集 表から裏まで! 隅々まで語る肺高血圧症―common diseaseを見逃さないために
[Chapter 3] 肺高血圧症患者の管理に関するtips
肺高血圧症地域連携の実際
窪田 佳代子
1
1鹿児島大学大学院 心臓血管・高血圧内科
キーワード:
診療連携
,
早期診断
,
疾患啓発
Keyword:
診療連携
,
早期診断
,
疾患啓発
pp.48-51
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_48
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★★★肺動脈性肺高血圧症(PAH)や慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)の治療は確実に進化し,予後は改善してきている.
★★★PAH,CTEPHの症例数も増加傾向であるが,診断が遅れれば十分な治療効果が得られにくい.
★★近年高齢症例や合併症を有する症例も増加しており,鑑別も重要になっているため,診療経験の豊富な施設に早期に紹介する診療連携が必要になっている.
★★★鹿児島大学病院では2010年頃から,スクリーニングの推奨や疾患啓発を継続して実施し,肺高血圧症(PH)診療体制を整えるためのさまざまな取り組みを行っている.
★★★地域のPH診療を充実させるには,いかに早期に治療経験が豊富な施設に症例を集約し,包括的な精密検査が実施できるかが重要である.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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