特集 意外と知られていない⁉ 自科の常識・他科の非常識
第7章：消化管
食道がんには化学放射線療法が有効である
千田 彰彦
1
,
平田 賢郎
2
1慶應義塾大学病院内科学（消化器）
2慶應義塾大学病院腫瘍センター
キーワード：
化学放射線療法
,
食道がん
,
FP-RT療法
Keyword:
化学放射線療法
,
食道がん
,
FP-RT療法
pp.576-578
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika128_576
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
化学放射線療法
化学放射線療法（chemo radio therapy：CRT）は，全身療法である化学療法に局所療法である放射線療法を組み合わせた治療であり，薬剤の放射線増感効果によって抗腫瘍効果を高めることができる．外科的治療法に比べて臓器の機能や形態を温存できるというメリットがある．一方で，化学療法の併用は正常組織への影響も増強するため，線量や照射範囲に関しては十分な検討が必要となる．
© Nankodo Co., Ltd., 2021
