特集 消化管がん診療の入口から診断・治療の最前線まで―早期発見・個別化医療の新時代へ
[Chapter 3] 消化管内視鏡診断・治療の最前線
十二指腸腫瘍に対する内視鏡治療の現状と展望
桐田 久美子
1
,
加藤 元彦
2
1慶應義塾大学腫瘍センター 低侵襲療法研究開発部門
2慶應義塾大学 内視鏡センター
キーワード:
十二指腸腫瘍
,
内視鏡治療
,
十二指腸癌
,
十二指腸腺腫
Keyword:
十二指腸腫瘍
,
内視鏡治療
,
十二指腸癌
,
十二指腸腺腫
pp.227-231
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika137_227
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★★ 2025年版ガイドラインでは病変径を基軸とした治療適応が明確化され,とくに10mm以上の病変は治療が推奨される.
★★ 生検は確診率が約70%と限定的で,線維化により後の切除を困難にするため,内視鏡治療を前提とする症例では施行しないことが弱く推奨される.
★★ コールド・スネア・ポリペクトミー(CSP),内視鏡的粘膜切除術(EMR)/浸水下EMR(U-EMR),内視鏡的粘膜下層剝離術(ESD)は病変径・悪性度・粘液形質に応じて適切に選択される.
★★★ 内視鏡技術,創部閉鎖,胆管膵管ドレナージの進歩により十二指腸ESDは広まりつつあるが,依然として高難易度治療であり,高度な内視鏡技術と臨床経験,多職種連携可能な診療体制を有する専門施設への集約が望まれる.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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