特集 プライマリハ(プライマリケア×リハビリテーション治療)のすすめ―内科医が押さえておきたい基本と新常識
[Chapter 2] リハビリテーション医療に必要な新常識
リハビリテーション分野におけるヨガ理論の関与
石井 正則
1
,
津久井 菜月
1
1JCHO東京新宿メディカルセンター 耳鼻咽喉科
キーワード:
ヨガ理論
,
アーサナ
,
プラーナヤーマ
,
ディヤーナ
Keyword:
ヨガ理論
,
アーサナ
,
プラーナヤーマ
,
ディヤーナ
pp.1216-1218
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika136_1216
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★★★リハビリテーション(リハビリ)領域において,最近,古代インド発祥のヨガが急速に注目されている.
★★★ヨガは,疾病や外傷による機能低下の回復およびQOLの向上に寄与する有望な補完療法として,その理論と実践が評価されている.
★★★アーサナ(運動・姿勢),プラーナヤーマ(呼吸),ディヤーナ(瞑想)の三要素は,筋力強化,柔軟性の向上,バランス改善,自律神経調整,疼痛管理に効果的であり,脳卒中,がんサバイバー,慢性疼痛,呼吸器・心循環疾患,高齢者などのリハビリに適用される.
★★★医療従事者との連携と患者個別のプログラム設計が安全な実施には不可欠であり,今後,エビデンスの高い臨床研究と医療制度の見直しにより,ヨガ療法の普及拡大が期待できる.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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