特集 急性中毒の初期診療と管理―内科医が読んでおきたい診断・治療のケース集
[Chapter 2] ケースで学ぶ 急性中毒の診断と治療
[C.市販薬]
カフェイン
廣瀬 柊弥
1
1国立病院機構災害医療センター 救命救急科
キーワード:
市販薬
,
血液透析法
,
β受容体刺激作用
Keyword:
市販薬
,
血液透析法
,
β受容体刺激作用
pp.1052-1055
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika136_1052
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★★★カフェイン中毒は軽症例では胃腸炎と診断されることもある.そのため問診や現場の状況把握が重要である.
★★全身管理が必要症例では高次医療機関への搬送を考慮する.
★血中濃度が140μg/mL以上,または重篤な頻脈性不整脈・血圧低下・痙攣発作などを認め,臨床症状が悪化傾向の場合には血液透析法を検討する.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容

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