特集 ここまでできる! プライマリケア―領域別で考えるプライマリケア医と専門医の役割
第9章:糖尿病・代謝・内分泌
[発作性の高血圧,頭痛,動悸]褐色細胞腫・パラガングリオーマ
田辺 晶代
1
1国立国際医療研究センター病院 糖尿病内分泌代謝科
pp.984-988
発行日 2025年4月1日
Published Date 2025/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika135_984
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プライマリケアでここまでできる!
・発作性の高血圧・動悸を呈する症例や径2cm以上の副腎偶発腫瘍では随時尿メタネフリン(M)分画/クレアチニン(Cr)補正値,あるいは血中カテコールアミン(CA)分画を測定してスクリーニングを行う.
・褐色細胞腫・パラガングリオーマ(PPGL)は全例が生涯にわたり再発・転移のリスクを有する.術後は半年~1年ごとに随時尿M分画/Cr補正値か血中CA分画の測定でフォローアップを行う.
ここからは専門医に任せよう!
・スクリーニング検査でPPGLが疑われた場合は専門医へ紹介しよう.
・術後フォローアップのホルモン値が漸増する場合は専門医へ紹介しよう.

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