特集 どんと来い,肺がん診療―それぞれの立場で患者を支えるために
扉
立石 知也
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1東京科学大学 呼吸・睡眠制御学講座
pp.180-181
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika135_180
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肺がんはこの20年間で飛躍的な治療の進歩が起こり,生存期間が延長しています.しかし罹患数も増加しており,現在本邦のがん罹患数の1位となっています(直腸がんと結腸がんをまとめた場合は大腸がんが1位で肺がんが2位).このため,呼吸器内科医にとっては,肺がんは外来および入院におけるリソースを最も割く疾患といっても過言ではないでしょう.しかしながら呼吸器内科医と一纏めに括ってもそのバックグラウンドは多彩であり,喘息,間質性肺炎など肺がん以外を専門とする医師にとっては最新知識をフォローすることは容易ではありません.
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