特集 今この研究が面白い!
第1章 呼吸器
[睡眠時無呼吸症候群(SAS),呼吸不全]SAS,呼吸不全患者における遠隔モニタリングの有効性と今後の方向性
佐藤 晋
1
1京都大学大学院 医学研究科呼吸管理睡眠制御学
キーワード:
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
,
アドヒアランス
,
遠隔モニタリング
,
データベース
Keyword:
睡眠時無呼吸症候群(SAS)
,
アドヒアランス
,
遠隔モニタリング
,
データベース
pp.402-407
発行日 2024年9月1日
Published Date 2024/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika134_402
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Summary
・近年の在宅医療は,COVID-19パンデミックの影響などによる遠隔診療の推進などで飛躍的に普及した.
・患者の自宅に医療機器を設置することで得られる情報は,医療機器の稼働情報をもとにしたアドヒアランス調査,患者の個別指導にも活用可能であり,さまざまな患者指導に活用されている.
・医療機器の稼働情報は患者の療養日誌ともいうべき記録であり,きわめて重要な医療情報源である.すでにデジタル化されていることから分析に供することが容易である.
・在宅医療機器の遠隔モニタリングは臨床医学研究において大きな可能性をもつ.
© Nankodo Co., Ltd., 2024