Japanese
English
今月の特集 知っておきたい睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群の遠隔医療
Telemedicine in patients with sleep apnea syndrome
陳 和夫
1,2
,
村瀬 公彦
3
1日本大学医学部内科学系睡眠学分野睡眠医学・呼吸管理学講座
2日本大学附属板橋病院睡眠センター
3京都大学大学院医学研究科地域医療システム学講座
キーワード:
遠隔モニタリング
,
オンライン診療
,
電話指導
,
持続陽圧アドヒアランス
,
CPAPアドヒアランス
,
エビデンス
Keyword:
遠隔モニタリング
,
オンライン診療
,
電話指導
,
持続陽圧アドヒアランス
,
CPAPアドヒアランス
,
エビデンス
pp.1090-1095
発行日 2024年9月15日
Published Date 2024/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203720
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Point
●中等・重症睡眠時無呼吸症候群の標準的治療である持続陽圧(CPAP)治療器のほとんどにおいて,わが国では,使用日数,時間などの資料がクラウド化され,遠隔モニタリングが可能な状態である.
●CPAPに由来する遠隔医療には電話(call based),ウェブ(web based),CPAP機器に付属されたもの(device to CPAP)がある.
●わが国における無作為化比較試験の結果から,適時,電話指導を組み入れた3カ月間間隔受診患者のCPAP機器を4時間以上使用した日数の割合は,毎月受診患者に非劣勢であった.
●令和6(2024)年度診療報酬改定において,わが国で実証研究が行われていないCPAP管理のオンライン診療が認められたが,実臨床のエビデンスに基づいた有用性の検定が必要である.
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