特集 炎症性腸疾患update
[Chapter 1] IBDの病態・診断・病勢評価のupdate
IBD臨床的疾患活動性の評価
大野 将司
1
,
馬場 重樹
2
1滋賀医科大学 医学部消化器内科
2滋賀医科大学 医学部基礎看護学講座(生化学・薬理学・栄養学)
キーワード:
潰瘍性大腸炎(UC)
,
Crohn病(CD)
,
活動性指標
Keyword:
潰瘍性大腸炎(UC)
,
Crohn病(CD)
,
活動性指標
pp.1005-1010
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika134_1005
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★★★現在の炎症性腸疾患(IBD)の治療では,treat-to-target(T2T)を実践することが推奨されており,臨床症状の改善が短期目標に掲げられている.
★★★IBDの臨床的疾患活動性にはさまざまな指標が存在する.代表的なものには潰瘍性大腸炎(UC)における難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班の重症度分類やMayo score,Crohn病(CD)におけるCrohn’s Disease Activity Index(CDAI)やHarvey-Bradshaw Index(HBI)がある.
★★内視鏡所見などの客観的な評価と合わせて,医療者側の評価によらない患者の視点による臨床症状の評価(PRO)が重視されるようになってきている.
★★★:一般内科診療で必要な内容,★★:総合内科専門医試験レベルの内容,★:専門性の高い内容
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