特集 患者さんからよく尋ねられる内科診療のQuestion
第8章 肝・胆・膵
[60歳女性,膵囊胞性腫瘍]健康診断で指摘されてから膵がんになるのではないかと不安です.精密検査は必要でしょうか?
大山 博生
1
1東京大学 消化器内科
pp.885-887
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika133_885
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お答えします
膵囊胞性病変の多数を占める膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)は発がんリスクがあり定期的な経過観察が推奨されますが,そのほかの膵囊胞性腫瘍や,非腫瘍性の膵囊胞の可能性もありますので,まずはCT,MRI/MRCP,超音波内視鏡などでの精密検査を受けられることをお勧めします.
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