特集 患者さんからよく尋ねられる内科診療のQuestion
第2章 呼吸器
[62歳男性,閉塞性睡眠時無呼吸症候群,持続性心房細動]不整脈を契機に閉塞性睡眠時無呼吸症候群と診断されましたが,CPAPを一生つけ続けるのは気がめいります.中止することは可能なのでしょうか?
南 卓馬
1
,
村瀬 公彦
2
1京都大学医学部附属病院 初期診療・救急科
2京都大学大学院医学研究科 地域医療システム学講座
pp.599-601
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika133_599
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持続陽圧呼吸(CPAP)療法をやめると閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は再発します.閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)に対するCPAP療法は,心房細動に対するカテーテルアブレーション後の心房細動の再発を防ぐ可能性が示されているので,可能な限り継続したほうがよいと考えます.
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