特集 内科医と睡眠障害―睡眠障害の診断と治療をプライマリ・ケアに
睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群の治療 ①:CPAP
中山 秀章
1
Hideaki NAKAYAMA
1
1東京医科大学呼吸器内科学
キーワード:
内部データ
,
アドヒアランス
,
モニタリング
Keyword:
内部データ
,
アドヒアランス
,
モニタリング
pp.1123-1127
発行日 2017年11月1日
Published Date 2017/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika120_1123
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Summary
▪持続陽圧呼吸(CPAP)療法は,中等症から重症の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療として第一選択である.
▪CPAP療法は呼吸イベントを減少させ,症状の改善し,心血管系合併症の進行の予防が期待できる.
▪そのためには,CPAPによる副作用に対処し,アドヒアランスを維持,向上することが重要で,教育・サポートが有効である.
▪遠隔医療と結びついた管理が始まっており,将来的には,より小型化,リアルタイムに人工知能による評価,介入が行われる可能性もある.
© Nankodo Co., Ltd., 2017