特集 脳卒中かもしれない!
[Chapter 6] 知っておこう! 脳卒中の治療
急性期リハビリテーションはいつからどうやって?
新見 昌央
1
1日本大学 医学部リハビリテーション医学分野
キーワード:
頭部挙上
,
早期離床
,
機能予後
Keyword:
頭部挙上
,
早期離床
,
機能予後
pp.1350-1353
発行日 2024年6月1日
Published Date 2024/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika133_1350
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▪脳卒中超急性期では頭部の姿勢変化に伴う二次性脳損傷が懸念される.
▪脳卒中急性期のリハビリテーションとして,2000年代から早期離床が推奨されてきたが,2015年に発表されたAVERT Ⅲ研究以降は早ければ早いほどよいという風潮から発症24時間以内の離床は慎重に行うべきであるとする傾向に変わってきている.
▪本邦における実情として,脳卒中急性期の頭部挙上や離床の開始時期については,施設間で異なっている.
▪脳卒中発症からの時期や脳卒中病型によって頭部挙上や早期離床の進め方を考える必要がある.
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