特集 診断の糸口はここにある 手がかりから紐解く臨床推論
                        
                        
                
                  
                  
              
              
              
                  
                  
                  
                  
                            
                                    第1章 循環器
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    [Case 3 夜間発作性咳嗽]最近夜中の咳がひどくて眠れません
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                橋本 亨
                                            
                                            1
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                  1九州大学 循環器内科
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.359-361
                
                
                
                  発行日 2023年9月1日
                  Published Date 2023/9/1
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.15106/j_naika132_359
                
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診断は何か
手がかり
日中には咳嗽の症状は目立たず,発熱などの感染徴候を伴わない.就寝後しばらくしてから発作的に咳が出現して苦しくなる.枕を高くしたほうが眠りやすい
定期内服薬はなく,アレルギー歴もない
体重は増加しているのにむしろ食欲は低下していた
心電図では洞性頻脈,V1,V2誘導で2相性のP波,I,aVL,V5,V6誘導でストレインを伴う左室肥大パターンを呈していた(図1)
胸部X線像で心陰影の拡大が認められた(図2)

© Nankodo Co., Ltd., 2023


