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第5章 消化器系に作用する薬剤
[下部消化管疾患治療薬]
プロバイオティクス
髙木 智久
1
,
内山 和彦
2
,
内藤 裕二
3
1京都府立医科大学 消化器内科・医療フロンティア展開学
2京都府立医科大学 消化器内科
3京都府立医科大学 生体免疫栄養学
pp.773-778
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika131_773
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・過敏性腸症候群(IBS)や炎症性腸疾患(IBD)などの消化器疾患のみならず,糖尿病や肥満症などの生活習慣病をはじめとする多くの疾患で腸内細菌叢に異常が認められることが明らかとなっている.
・乱れた腸内細菌叢の改善にプロバイオティクスが有用である可能性があり,臨床現場で汎用されている.
・臨床現場で用いられているプロバイオティクスには,種々の生菌製剤があり,副作用が少なく安全な薬剤(整腸剤)として,便秘・下痢症状,IBS,IBD,H. pylori除菌治療などに用いられている.
© Nankodo Co., Ltd., 2023