特集 コロナ禍で見えた感染症検査の原点回帰―各種検査の特徴とその解釈
[Chapter 4] 画像検査から感染症を考える
腹部感染症の画像診断
髙良 祐葵
1
,
勇内山 大介
1
,
若林 ゆかり
1
,
齋藤 和博
1
1東京医科大学病院 放射線科
キーワード:
腹部感染症
,
腹膜炎
,
急性虫垂炎
,
胆石性胆囊炎
Keyword:
腹部感染症
,
腹膜炎
,
急性虫垂炎
,
胆石性胆囊炎
pp.1304-1308
発行日 2023年6月1日
Published Date 2023/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika131_1304
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- 文献概要
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▪腹部の画像診断は難しく,日々の診療を重ねても診断に難渋することが多々ある.
▪画像所見だけで確定診断がつくものは少なく,身体所見や血液データとの整合性など複合的な要素が関わってくる.
▪臨床における治療の選択や予後予測のために診断する意義がある.
▪超音波,CT,MRIなどの利点と欠点を理解し,適切な検査方法を選択することが重要である.
▪画像所見を拾い,その評価から臨床的なフィードバックを得ることにより画像診断能力を上げていく.
© Nankodo Co., Ltd., 2023