Book Review
OCT/血管内視鏡活用ガイド[Web動画付]―「どう使う?」が解決する!
中村 正人
1
1東邦大学医療センター大橋病院循環器内科 教授
pp.992-992
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika128_992
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- 文献概要
経皮的冠動脈形成術(percutaneous coronary intervention:PCI)の黎明期にimaging modalityは臨床の場に登場し,リサーチツールとしてその歴史は始まった.そして,imaging modalityとデバイスの進化はPCIの進歩において両輪としての役割を担ってきた.すなわち,imagingによる検討でデバイス治療のメカニズムが解明され,デバイスの進化が促進され,治療成績が改善されてきた.病理学的検討やプレクリニカルの試験では得にくい情報を生体内で直接観察,把握することを可能とするimaging modalityは,まさにPCIに適した検査であったといえる.本邦のPCIの成績が諸外国よりも優れていることは周知の事実であるが,ルーチンでimaging modalityを使用できる環境がその理由としてしばしば指摘される.それは事実であるが,日常臨床で症例を重ねることで自己研鑽を重ねてきた結果と考えるのが正解であろう.
© Nankodo Co., Ltd., 2021