特集 内科疾患の診断基準・病型分類・重症度
第9章 血液
急性骨髄性白血病
立花 崇孝
1
1神奈川県立がんセンター血液腫瘍内科
pp.892-895
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_892
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診断基準
感染症状や貧血症状などの主訴を契機として血液異常を認めることが多かったが,近年では健康診断を契機として急性骨髄性白血病(acute myeloid leukemia:AML)が疑われることも決して少なくない.AMLの診断確定のためには骨髄検査が必須となるが,鑑別疾患の除外も重要である.造血器腫瘍については,骨髄検査をもとに鑑別がなされるが,悪性リンパ腫や固形がん,炎症性疾患,骨髄線維化などは骨髄病理組織を用いた評価が重要となる.
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