今月の主題 これ血液悪性疾患?自分の守備範囲?―非専門医のための見分け方
血液悪性疾患治療の現状
急性骨髄性白血病
麻生 範雄
1
1熊本大学大学院生命科学研究部血液内科学
pp.2146-2147
発行日 2010年12月10日
Published Date 2010/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402104934
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ポイント
★急性骨髄性白血病(AML)の予後予測因子:年齢のほか,染色体異常により予後良好群,中間群,不良群に分類される.正常染色体例においてもFLT3やNPM1,CEBPAなどの遺伝子変異が予後を左右する.
★同種造血幹細胞移植の進展:ドナーはHLA一致の家族,骨髄バンク,臍帯血バンクと拡大した.55歳以上にも可能な骨髄非破壊的移植も開発された.
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