特集 内科疾患の診断基準・病型分類・重症度
第3章 腎臓
診断メモ
紫斑病性腎炎(IgA血管炎)
森山 能仁
1
1東京女子医科大学腎臓内科
pp.647-647
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_647
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紫斑病性腎炎は従来Henoch-Schönlein紫斑病性腎炎(Henoch-Schönlein purpura nephritis:HSPN)とよばれていたが,2012年のChapel Hill Consensus ConferenceにてHenoch-Schönlein紫斑病(Henoch-Schönlein purpura:HSP)がIgA血管炎に名称変更され,全身の最小動脈~毛細血管を病変の主座とする免疫複合体型小型血管炎を本態とするIgA血管炎に伴う腎炎と定義された.
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