特集 内科疾患の診断基準・病型分類・重症度
第3章 腎臓
慢性糸球体腎炎(IgA腎症)
森山 能仁
1
1東京女子医科大学腎臓内科
pp.619-622
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_619
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
IgA腎症は慢性糸球体腎炎のなかでも最も頻度が高く,腎生検による診断のうち40~50%を占める.若年に好発し,緩徐ではあるが確実に進行し,未治療の場合約20年で40%前後が腎死にいたるため,その病型分類や重症度の解釈,治療法の選択は非常に重要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2021