特集 内科疾患の診断基準・病型分類・重症度
第1章 呼吸器
気管支喘息
大島 信治
1
1国立病院機構東京病院呼吸器内科
pp.513-515
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_513
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気管支喘息における病態解明は日進月歩である.気道の狭窄・気道過敏性の亢進という概念から,現在は気道の慢性炎症が主体であるという認識となり,炎症進行に伴う気道リモデリングにより,治療に難渋することは共通認識ではないだろうか.また,昨今の分子生物学的研究の発展によりTh2系炎症を中心とした病態理解も進んできており,このことが抗体療法につながっている.
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