特集 内科臨床と性差
基本的臨床能力と性差
性差を踏まえた検体検査値の解釈
佐藤 尚武
1
1順天堂東京江東高齢者医療センター臨床検査科
キーワード:
性差
,
基準個体
,
共用基準範囲
,
群間差指数
Keyword:
性差
,
基準個体
,
共用基準範囲
,
群間差指数
pp.1055-1058
発行日 2021年5月1日
Published Date 2021/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_1055
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Summary
▪信頼すべき大規模調査による基準範囲の設定で,検体検査項目の性差が明らかにされた.
▪RBC,Hb,Ht,CRE,UA,TG,ALT,γ-GT,ChE,CKおよびIgMは男性のほうが高く,HDL-CとeGFRは女性のほうが高い.
▪性差が明らかな項目に関しては,男女別の基準範囲を設定し,利用すべきである.
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