特集 腎臓と他臓器連関を考える―CKDにおける包括的治療戦略を目指して
臓器連関の実態
CKDと悪性腫瘍
金子 惠一
1
,
柳田 素子
1
1京都大学大学院医学研究科腎臓内科学
キーワード:
onconephrology
,
慢性腎臓病
,
抗がん薬
Keyword:
onconephrology
,
慢性腎臓病
,
抗がん薬
pp.233-235
発行日 2020年8月1日
Published Date 2020/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika126_233
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Summary
▪悪性腫瘍と腎障害の罹患数は増加し続けており,悪性腫瘍と腎障害を合併した患者によりよい診療を提供するため,onconephrologyが提唱されるようになった.
▪悪性腫瘍は,腫瘍そのものによる障害,腫瘍随伴症候群,悪性腫瘍の治療による副作用などさまざまな機序で腎障害を引き起こす.
▪慢性腎障害を合併した悪性腫瘍患者の死亡率は高く,治療方法の改善が必要である.
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