連載 プライマリーケア医のがんの診かた ~かかりつけ患者さんのがんと共にたたかうために~
第23回 専門医とうまく連携する! プライマリーケア医の緩和ケアとの関わり方
公平 誠
1
1公平病院腫瘍内科
pp.133-139
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika126_133
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近年,「がんの緩和ケア=終末期のケア」というイメージはずいぶんと変化してきたと思います.「早期からの緩和ケア」という考え方が生まれてきたように,がん自体の症状やがん治療に関連するさまざまな症状の緩和をがんの診断を受けた時点から行うという考え方が広まってきています.患者さんのpatient journeyの段階や状況に合わせて適切に緩和ケアを提供していくことが大切であり,緩和ケアの専門医のみならず,がん診療医やプライマリーケア医も広く関わっていくことが必要になってきています.
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